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取扱事件裁判例の掲載(職務執行停止・職務代行者選任仮処分事件)
弊所で受任し、認容決定を得ておりました職務執行停止・職務代行者選任仮処分事件が第一法規株式会社様の「D1-Law.com」にて掲載されることとなりました。
【判例ID】28293527
【裁判所】東京地方裁判所
【裁判年月日】令和3年10月13日
【事件番号】令和3年(ヨ)20107号
【裁判結果】 認容
「上記当事者間の頭書事件について、当裁判所は、債権者の申立てを相当と認め、債権者に債務者●●●のため100万円、債務者●●●会社のため100万円の各担保を立てさせて、次のとおり決定する。
主文
1 債務者●●●会社において、債務者●●●は取締役兼代表取締役の職務を執行してはならない。
2 債務者●●●会社は、上記債務者●●●に上記各職務を執行させてはならない。
3 上記職務執行停止期間中、次の者を職務代行者に選任する。
取締役兼代表取締役職務代行者
(以下略)」
経営権紛争において、解任の訴え(会社法第854条)が提起されても、認容判決確定までの間、解任の訴えの対象役員が経営に関与することにより、会社に重大な損害が生じるおそれがあるため、
これを回避するために、役員の職務執行停止・職務代行者選任の仮処分(民事保全法第23条第2項)の申し立てを行います。
一口に、経営権紛争といっても、株主名簿の閲覧謄写請求、計算書類や会計帳簿の閲覧謄写請求、株主権(支配権)をめぐる紛争、企業買収、役員解任紛争、役員責任追及など多岐にわたります。
上記の仮処分は、役員解任紛争における一手段です。認容される事例が極めて少ない類型ですので、今回の第一法規株式会社様のご掲載は、意義があるものと思われます。
弊所では、経営権紛争に関するご依頼を多数お受けしております。
経営権紛争に関する問題をお抱えの際には、一度弊所までお問い合わせください。
■その他、取扱事件裁判例
職務執行停止・職務代行者選任仮処分事件 (2021年12月21日 掲載)
会計帳簿等閲覧謄写仮処分命令申立事件 (2022年1月25日 掲載)
保全異議申立事件 (2022年4月9日 掲載)
株式仮差押命令申立事件 (2022年6月14日 掲載)
会計帳簿等閲覧謄写仮処分申立事件 (2022年6月14日 掲載)
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